概要
大規模津波に対して、防波堤が変形しつつも倒壊しない『粘り強い構造』を実現するために、アスファルトマットが採用されています。『港湾の施設の技術上の基準・同解説』の粘り強い化の基本構造に、洗掘防止工の必要性が記載されています。
用途
・越流による腹付材の洗掘防止 ・越流による海底地盤の洗掘防止 ・ケーソン底面への揚圧力抑制 ・腹付けブロックの安定性増大
全面孔あきアスファルトマット敷設状況
特徴
特徴 1
特徴 2
アスファルトマット全面に開口部(孔部)を設けることでケーソン底面への揚圧力を抑制できます。
特徴 3
既設ケーソンの安定性増大につながります。
構造
アスファルトマット全面に開口率が約20%程度になるように孔部を設けます。
粘り強い化に寄与するアスファルトマット施工フロー(洗掘防止用)
アスファルトマット製作状況
アスファルトマット転置状況
アスファルトマット敷設状況
(自在型吊金具使用)
アスファルトマット敷設状況
(自在型吊金具使用)
水理模型実験
越流洗掘防止用アスファルトマット
越流に対する腹付工の安定性を確認するため、公共機関等で水理模型実験が行われています。さらに、越流に対するアスファルトマットの設計手法や捨石マウンドの安定性について検討を行い、アスファルトマットの必要強度の算定方法が提案されています。
津波に対して粘り強い港湾構造物の設計手法に関する研究.pdf

津波に対する既設ケーソンの安定性増大
既設ケーソンの「粘り強い化」対策として、港内が狭く腹付工が施工出来ない場所での、アスファルトマット付き方塊ブロックによる安定性増大効果が確認されています。アスファルトマット付き方塊ブロックを使用することで摩擦抵抗力が60%増加します。また、方塊を腹付工に設置することで越流による洗掘対策ができます。






